湯沢の名所「瑞祥庵」
南魚沼郡湯沢町土樽にある曹洞宗のお寺で幕末から明治初年に越後で活躍した彫刻師、石川雲蝶の作品「仁王尊像」が安置されています。「仁王尊像」は湯沢町の指定文化財にも指定されています。



この「阿形」と「吽形」に変化がありました。なんとガラス張りに改装され美しい姿が拝見できるようになっていました。以下動画でご紹介しております。

緑と静けさに囲まれた曹洞宗のお寺、瑞祥庵には一対の仁王像が安置されています。
作者は、幕末から明治初年に越後で才腕を振るった石川雲蝶です。雲蝶は、文化11(1814)年、江戸雑司ヶ谷(現:東京都豊島区)に生まれ、本名は石川安兵衛といいました。30代前半に、「良い酒とノミを終生与える」という条件で、越後入りし、多くの作品を残しました。
無類の酒好きで、女性も大好き。賭けに負けて仕事を引き受けたりするなど破天荒な人柄でしたが、ノミを握れば神業的な作品を手掛けたといいます。
雲蝶の作品は、重厚感と迫力、かと思えばモチーフをやさしく表現する繊細さと鮮やかな彩色。その美しさに魅せられ、思わず作品の前に立ち止まってしまう。
雲蝶は「日本のミケランジェロ」とも称され、作品は木彫りにとどまらず、石の彫刻や襖絵や漆喰、障子など、どれをとってもダイナミックな世界観が表現されており、150年を経てなお人々を魅了している。













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