最上山 関興寺~関興寺の味噌なめたか

宗旨は臨済宗(禅宗)で鎌倉の円覚寺派に属す。本尊は釈迦牟尼佛。

開創は応永17年(1410年)で覚翁祖伝和尚が開基す。

「関興寺の味噌は大切な経典を守った有難い味噌
ましてやその味噌の中に600巻もの経典が埋められたならば
さぞかし関興寺の味噌には経典のご利益・功徳があるに違いない」
とその味噌を分けて下さいと関興寺に参拝する者があとを絶ちませんでした。

以来、「人々の間でこの味噌をいただくものは
大般若経典のご利益にあずかり福徳が授かることができる」
と世の人々に言いはやされるようになり

「関興寺に参拝したならば、お味噌を頂かなければ何のためにお参りしたか甲斐がない」

「関興寺にお参りして有難い味噌を頂きましたか?」の問いかけの言葉として

「関興寺の味噌なめたか」

の言葉が後世の人々に言い伝えられるようになりました。

「10万石の籠」
十万石の駕籠と徳川幕府の御朱印

住職の使用した駕籠。
関興寺が、徳川幕府から10万石の格式(方丈に「徳川幕府の御朱印」が展示してある)を拝受したことからそのように呼ばれている。
寛政年間に造られた200年以上前のもの。総漆塗りで、さらに朱塗りであるところが特徴的であり駕籠の中央には関興寺の寺紋である「五七の桐」がついているため、関興寺の住持の駕籠であると一目瞭然であった。身分制度の厳しい当時、10万石に満たない大名は参勤交代の折、関興寺の駕籠に道を譲ったと伝えられている。

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